三流エンジニアの落書き帳

さあ、今日も未知という扉を開けてみよう

OCIの勉強メモ~ロードバランサ編~

OCIの勉強第3回目はロードバランサーです。

可用性や伸縮性に優れたサービスを、構成するために不可欠なサービスです。

OCIにおけるロードバランシングサービス

OCIでは、下記2種類のロードバランシングサービスが選択できる

  • フレキシブル・ロードバランサ
    • 従来からある機能
    • プロキシ型
    • 高度なロードバランシング機能
    • 10~8000Mbpsの間で帯域幅を柔軟に選択できる
    • L4/L7(TCP/HTTP/HTTPS)に対応
  • ネットワーク・ロードバランサ
    • 比較的新しい機能
    • パススルー型
    • 低遅延/高い負荷追従性(帯域幅構成無しでのスケールアップ/ダウンが可能)
    • L3/L4(TCP/UDP/ICMP)に対応
    • 無料で利用可能

いずれのロードバランサも、パブリック/プライベートに対応

AWSで言うところのALB=フレキシブル・ロードバランサ、NLB=ネットワーク・ロードバランサと考えればよさそう

分散ポリシー

ネットワーク・ロードバランサ * 5タプル・ハッシュ(ソースIP/ソースポート/宛先IP/宛先ポート/プロトコル)←デフォルト * 3タプル・ハッシュ(ソースIP/宛先IP/プロトコル) * 2タプル・ハッシュ(ソースIP/宛先IP)

フレキシブル・ロードバランサ * ラウンドロビン * IPハッシュ*1 * 最小接続数

ヘルスチェック

ヘルスチェックの対象 * バックエンドサーバー * バックエンドセット * ロードバランサ

ロードバランサのIPには、最大16個のリスナーを設定可能 Health APIは、4つの状態のヘルス状態を提供する ヘルスステータスは3分ごとに更新される

その他特徴

  • TCP, HTTP/1.0, HTTP/1.1, HTTP/2, WebSocketなどのプロトコルに対応
  • SSLターミネーション、End-to-End SSLSSLトンネリング
  • フローティングIPを利用した冗長化構成(パブリックロードバランサ)

まとめ

ロードバランサは、フレキシブル・ロードバランサとネットワーク・ロードバランサの違いや、各種ロードバランサの分散ポリシーをしっかり理解する必要がありますね。

今さらだけど、この物量なら第2回に組み込んでもよかったな・・・

*1:ユーザーのIPのハッシュ値に基づくバランシング