DP-900を受験してきました
先日Microsoft Azure Data Fundamentals(DP-900)を受験してきました。
とりあえずぶっつけ本番で合格してきたので感想をば。
どんな試験?
Azureのデータベースの基礎に関する試験です。
Microsoft Azure Fundamentalsのような基礎的な試験ですが、こちらはデータに特化した試験です。
問われる知識や配点については公式ページをチェックしてみてください。
試験結果と簡単な感想
試験の結果は試験終了後その場ですぐに表示されます。
僕の結果は次の通りでした。
結果:合格
得点:928
合格ラインは700です。
その時によって微妙に変わるらしいですが、1つの問題数に対してかけられる時間は1分ほどでしょう。
問題文を読んですぐにわかる問題もあれば、熟考しなくてはいけないものもあります。
少し読んで回答が思いつかない場合はチェックを入れておいて後で見直しするようにした方がよいでしょう。
引っかけらしい引っかけ問題はありませんが、問題文は最初から最後までしっかり読んでおきましょう。見落としている条件があるかもしれません。
主要なデータの概念についての説明、Azureでのリレーショナルデータの扱い方についての説明、Azureでの分析ワークロードの説明は90%以上の得点でしたが、Azureでの非リレーショナルデータの扱い方についての説明は80%ほどで少し苦手な項目という感じですね。
普段業務でリレーショナルデータを扱っているので、そのあたりの知識は比較的自信があります。
一方で非リレーショナルデータは扱う機会が少なく、どうしてもイメージしにくかったのですがやはりあまりいい結果ではありませんでしたね・・・
勉強方法と勉強時間
一番とっつきやすいのはやはりMicrosoft Learnでしょうか。
これは無料で受けられるAzureの学習コンテンツで、座学だけではなく用意されたAzureアカウントで実際にデータベースをデプロイしたりと非常によくできたコンテンツです。
(DP-900のラーニングパスは上記リンクからアクセス可能です)
また、定期的に行われるVirtual Trainingを受講することで受験料が免除されますのでおススメです。
僕はVirtual Trainingを流し見して試験前に一通りMicrosoft Learnに目を通すという勉強方法で挑みました。
勉強時間はだいたい1~2週間くらいですかね。
今回私は使いませんでしたが、DP-900の問題集はMicrosoft公式に加えてUdemyでも販売されているようです。
DP-900 Azure Data Fundamentals 模擬問題集 | Udemy
なお、開催予定のVirtual Trainingについてはこちらをご覧ください。
無料のトレーニング イベント Virtual Training Days| Microsoft Events and Seminars
勉強をするうえで意識したこと
似たようなサービスを整理する
サービス名とその用途を覚えることはもちろん、似たようなサービスに何が存在するのか、また何が異なるかといったことを意識しました。
例えばSQL Databaseだけでも次のようなデプロイオプションが存在します。
- Azure仮想マシン(IaaS)上のSQL Server
- Azure SQL Database
- Single Database
- Elastic Pool
- Azure SQL Database Managed Instance
このように複数のオプションが存在するサービスについては、特定の条件下で最も最適な選択肢は何か?という問われ方をします。
例えば「すでにオンプレミスの環境でSQL Serverを実行している環境をAzureに移行したいがアプリケーションの変更を最小限にしたい」といった場合、最適なオプションはIaaS上のSQL Serverです。
逆に「管理コストを最小限にしたい」といった場合は、Azure SQL Databaseが最適な選択肢となります。
(管理コストを最小限+特定の機能を使いたいといった場合はManaged Instanceが選択肢になる)
キーワードで関連付ける
あとはキーワードで覚えるといったことも行いました。
例えばバッチデータとストリーミングデータは次のようなキーワードに気を付けます。
バッチデータ
- 大量のデータを一括で処理する
- 〇〇分ごとにデータを処理する
- 過去〇〇のデータ (ex. 過去1ヶ月分のデータ)
ストリーミングデータ
- データを逐一処理する
- ある時点でのデータ
- センサから送信される(IoT関連が多い)
実際に手を動かす
最後はやはり実際に手を動かしてみるということでしょうか。
試験問題の中には実際にデプロイしていないと分からないような問題も多少存在します。
特にデプロイするときにしか決められないオプションなどは要チェックです。
上述した通りMicrosoft Learnには実際に手を動かすものもあるのでぜひ活用したいところです。
最後に
というわけで今回はDP-900 Microsoft Azure Data Fundamentalsを受験した時の感想を書きました。
DP-900は基礎的な試験ですのでポイントを押さえて少ない勉強時間でサクッと合格したいところですね。
気が向いたらAZ-900やDP-300も受けてみたいなあと思っています。